
「ヴォーリズ著作集1 吾家の設計」+「ヴォーリズ著作集2 吾家の設備」セット
大正から昭和初期にかけて、ミッションスクールや教会、商業建築から一般住宅まで、日本各地で数多くの建築物を設計したウィリアム・メレル・ヴォーリズ。今なお現存する名建築を熱愛するファンも多い。ヴォーリズは二大著作『吾家の設計』『吾家の設備』を残したが、長年入手困難で幻の書となっていた。今般この二著を完全翻刻のうえ、注と解説を加え復刊。いかに生活環境を整えるか、という普遍的で切実なメッセージがいま甦る。
「ヴォーリズ著作集1 吾家の設計」
■目次
・PREFATORY NOTE
・第一講
建築問題、五つの根本問題
住宅の意義と愛児中心の設計
個性尊重のために、太陽の光を受けて
空気のこと、畳
ベッド、二階建てと階段のこと
・第二講
土地の選び方、台所から始める設計
それから寝室、最少限の住宅設計
二十坪住宅とダブルハウス、子供達のために
・第三講
玄関、日光室・サンポーチと女中部屋
古家の改造、アパートメントハウス(その一)
アパートメントハウス、附 天井のこと(その二)
階段、煙突とファイアプレース
外形、室内の設備
(付『吾家の設計』五版追補)
・Note to Fourth Edition
写真・図面補遺
中流住宅と小売商店の耐震耐火の工夫
一 中流住宅のために
二 小売商店のために
「ヴォーリズ著作集2 吾家の設備」
■目次
W・M・ヴォーリズ君を紹介す(内村鑑三)
・PREFATORY NOTE
総論、設備の心掛け
四つの要件、室内装飾家(インテリアデコレーター)
家具、舶来の家具と和製の家具
壁の塗り上げ、台所の設備
食堂の設備、銀道具の最少限度
寝室の設備、居室
衛生水道設備及び暖房装置
書物と掛額
第二次的な各室の設備
(一)こども室
(二)応接間
(三)玄関及び廊下
(四)客室
(五)書斎及び図書室
(六)女中部屋及び他の雇人部屋
結論
解説
ヴォーリズ略年譜・主要建築作品一覧
あとがきにかえて
著者:W・M・ヴォーリズ、一粒社ヴォーリズ建築事務所
出版社:創元社
サイズ:四六
ページ数:
発行年:2017.04