
銀座文化研究 別冊 『謎のお雇い外国人ウォートルスを追って』-銀座煉瓦街以前・以後の足跡
幕末の日本に現れ、日本の近代化の黎明期に活躍したお雇い外国人、ウォートルス。本書では、奄美大島の
製糖工場に始まり、泉布観(旧大阪造幣寮)、銀座煉瓦街建設の総監督など多岐にわたる業績をのこしたウォートルスの
活動の全容を明らかにする。
■目次
第1章 三枝進によるウォートルス研究の発表原稿
英国の資料を調査することによりウォートルスの出身地や生没年、肖像など、
これまで謎とされてきた経歴を三枝が発見し、「銀座文化研究」に発表した論考を中心に
収録。
「ウォートルスの経歴に関する英国側資料について」(I)
「ウォートルスの経歴に関する英国側資料について」(II)
「ウォートルスの経歴に関する英国側資料について」(III)
「銀座煉瓦街の設計者 ウォートルスの実像を追って」
「銀座学の提唱と実践-ウォートルス研究」
「ウォートルスが造った街 銀座煉瓦街の明暗」
・ウォートルス家の系図
・トーマス・ジェームス・ウォートルス略年譜稿(英国側新資料を中心に)
第2章 三枝進資料 原稿発表後の通信記録
・通信記録の整理にあたって
・10年(1994-2001)にわたる関係各国での調査の概要
・通信記録(1994-2001)
・主な調査報告とその成果
・新聞に紹介されたウォートルス関連記事を中心に
第3章 ウォートルスの足跡を追って
・トーマス・ジェームス・ウォートルス(1842-1898)
・ウォートルスの足跡マップ
・ウォートルスの日本での業績 九州・大阪・東京
・ウォートルスを巡る旅
附 銀座文化史学会の軌跡
著者:銀座文化史学会
出版社:銀座文化史学会
サイズ:A4
ページ数:136
発行年:2017.03