
既存建築物の非構造部材の耐震診断指針・同解説
本指針では、構造躯体の耐震性能が確保されている鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造及び鉄骨造の建築物の非構造部材のうち、壁(外壁、間仕切り)、開口部(窓、ドア)、屋根及び天井に設けられるものをその対象としている。目視を中心とした「1次診断法」と、図面情報等を収集して行う「2次診断法」について、調査の方法、各部位別の評価の方法、それらに基づく耐震性の判定方法等を定め、解説を加えている。さらに、本診断法の適用例とともに、各種非構造部材の地震被害例などを参考資料として掲載。
非構造部材を対象とした耐震診断基準等としては、複数の既往の基準類が存在し活用されているが、本指針は、広い範囲の建築物及び非構造部材を適用対象とするほか、改修が必要な部材を抽出し具体的な対策につなげることに適したものであるなどの特徴を有しており、新築の建築物の設計時にも参考として利用できる内容となっている。
■内容
1. 1次診断法
2. 2次診断法
3. 参考資料
著者:
出版社:日本建築防災協会
サイズ:A4
ページ数:229
発行年:2019.03