
倉俣史朗のデザイン 記憶のなかの小宇宙
世田谷美術館で開催、その後、富山県美術館、国立京都近代美術館へと巡回する展覧会『倉俣史朗のデザイン 記憶のなかの小宇宙』の図録。
没後30年を過ぎて開催する本展覧会では、家具やインテリアの仕事に加えて、創作の源泉を垣間見せるかのようなイメージスケッチや夢日記も紹介し、そのキャリアの最初期からあまりにも早すぎる死までを振り返ります。倉俣史朗の作品とその人物像に新たな視線を向けることは、デザインの可能性を再認識する機会ともなるでしょう。(ごあいさつより)
■目次
・記憶の中の小宇宙 倉俣史朗
・再び、初めて、倉俣史朗と出会うように。 稲塚展子
・図版
・プロローグ 浮遊への手がかり
コラム どんな小さなスペースでも
・第一章 視覚より少し奥へ 1965-1968
コラム 透明アクリルによる家具
コラム 同時代の美術家たち
・第二章 引き出しのなか 1969-1975
コラム 光と空間
コラム サイレンサー
・第三章 引力と無重力 1976-1987
コラム 言語化された自分と暗中模索
コラム メンフィス
コラム 素材
・第四章 かろやかな音色 1988-1991
コラム ガラスとアクリル
・エピローグ 未現像の風景
コラム 傍に置いたノート、スケッチブック
・エッセイとドキュメント
倉俣美恵子氏 インタビュー
倉俣史朗のデザインの青春時代 野田尚稔
倉俣史朗の「思索への試作」[メロディー・イン・F」を糸口に 宮川智美
著者:
出版社:朝日新聞社
サイズ:B5変
ページ数:320
発行年:2023.11