ホーム La Fabrica, Ricardo Bofill

La Fabrica, Ricardo Bofill

セール価格 11,000円(税込)

テキスト英語

スペイン人建築家、リカルド・ボフィルによる「ラ・ファブリカ」の現在を捉えた写真集。「工場」の意味をもつ「ラ・ファブリカ」。元々はバルセロナの郊外に建つ荒廃したセメント工場だったが、ドライブ中にボフィルが偶然に発見し、1973年以降自邸として、また仕事の本拠地として、2022年1月に他界するまでの間、生活の中心となった場所である。

積もった埃と煙の下に埋もれていたコンクリートの型枠を露わにし、建造物が緑に覆われるようにし、巨大なスケールと繊細かつ人間的な感性との間のバランスを細やかに調整した「ラ・ファブリカ」は、工業用建築物の再利用として最も初期の例の一つとなり、40年以上たった今なお変化し続けている。

本書は「Ricardo Bofill Taller de Arquitectura(RBTA)」により提供された貴重なアーカイブ画像と、写真家ナチョ・アレグレが「ラ・ファブリカ」を訪れ撮影した過去十年の膨大な写真からのセレクションを収録。さらにアレグレは、2022年11月に再訪して現在の建物の状態を記録し、その写真群で本書末尾の32ページを締め括っている。それは他では見ることのできないイメージであり、作者の最も愛された作品が、深遠なる変容を遂げる瞬間をおさめたポートレートとなっている。「RBTA」のディレクターを務めるパブロ・ボフィルの序文に加え、バルセロナを拠点とする建築家「Arquitectura-G」とギレルモ・ロペスによるボフィルへのインタビューを収録。

著者:

出版社:Apartamento

サイズ:280×240

ページ数:156

発行年:2023.03