Lilly Reich in Barcelona: The Materialization of a Neglected Authorship
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リリー・ライヒとミース・ファン・デル・ローエの協働、とりわけ1929年バルセロナ万国博覧会におけるライヒの仕事を再検証する研究書。ライヒがベルリン、フランクフルト、シュトゥットガルトで展開した初期の仕事から、ミースとの協働による1927年の「Glass Room」「Velvet and Silk Café」、さらに1929年バルセロナ万国博覧会のドイツ展示とドイツ館へと至る活動を、豊富な写真と資料をもとにたどる。
長くミースを中心に語られてきたバルセロナ・パビリオンについて、著者Laura Martínez de Guereñuは10年以上にわたり50以上のアーカイブを調査。展示空間における素材、色彩、家具、空間構成などを詳細に分析し、ライヒが二人の共同制作に果たした役割と、その仕事が後世の建築史のなかで見えにくくなっていった過程を明らかにする。近代建築の代表作として定着したバルセロナ・パビリオンを、個人の作品ではなく協働によって形成された建築として読み直し、リリー・ライヒの位置づけを再考する一冊。
著者:Laura Martínez de Guereñu Elorza
出版社:Fundacio Mies van der Rohe
サイズ:280×200
ページ数:224
発行年:2025.09
