
パリの日本建築 ARCHITECTURES JAPONAISES A PARIS
テキスト仏語、日本語
パリで開催された「Architectures Japonaises à Paris 1867-2017 / パリの日本建築」展カタログ。19世紀末に遡る日仏間の密度の濃い交流について明らかにする。
ル・コルビュジエの元に近代建築を学びに来た前川國男、坂倉準三の時代の日本人建築家の西欧への魅惑は、やがて相互の関心に変わり、ペリアン、プルーヴェ、さらにロラン・バルト、ミシェル・フーコーが日本特有の時空間を見出し魅了される。また、現代日本建築の基盤を築いた丹下健三、黒川紀章、安藤忠雄の設計によるパリでの建築の実現は、ついで、伊東豊雄、坂茂、アトリエ・ワン、SANAA、隈研吾、藤本壮介ら新たな世代によるパリ及びパリ近郊都市での数々のプロジェクトの実施へと道を開いた。150年前に開始された豊かな対話は、今日、そしてこれからも継続される。
著者:Andreas Kofler
出版社:Pavillon de l Arsenal
サイズ:200×140
ページ数:608
発行年:2017.07