
Falling Glass Problems and Solutions in Contemporary Architecture
テキスト英語
建造物の問題は、建築自体が空間を閉じることによって拡大していった。そして、欠点や原因の形態は、建築自体が変化するのと同じように変わってきている。ガラスの構造では、近年破滅的な問題が出てきている。ある意味では、複合的な技術や、巧妙なディテールを用いた現代建築は、特に欠陥があるようである。実際に言われているが、より大胆なデザインにすればするほど、欠陥になる危険が大きくなるようである。この大きな原因としていくつかの例を厳選して掲載している。有名なプロジェクトとしては、ロンドンのWaterloo Station、ボストンのJohn Hancock Tower、ベルリンのGaleries Lafayette、ビルバオのGuggenheim Museum、パリのBibliotheque de Franceが掲載されている。しかしながら著者は、伝統的な建築のスタイルに対して強い意思表示はしようとしてはなく、むしろ、いかに典型的な欠陥を避けるかを実証することにねらいがある。本書は、表層おける欠陥の分類のカタログとして扱われればよい。欠陥の例としては、水の滴り、腐食、過剰で不十分な適合しない材料による組み合わせ、気候の影響、そして、材料の重なり合いやはがれ等である。それぞれの章では、ダメージによる特定の類型や、基本的な現象の分析的な説明に専念している。そしてそれは、多くの例で描写されていて、欠陥に応じて分類し、デザインされた役立つ戦略を含んでいる。問題を指摘するのに加えて、建築家であり技術者である著者もまた、成功を求めて試行している。
著者:Patrick Loughran
出版社:Birkhauser
サイズ:280×220
ページ数:157
発行年:2003.08