Frame and generic space

テキスト英語

住宅の平均的な寿命は約100年と言われる。そして住宅デザイナーはその期間の変化に対応し、住居を保護する囲いとなる形態をつくることに直面する。不測の事態に対処する際のキーワードとして柔軟性が挙げられるが、柔軟性に関する研究の多くは、動くパーテーションなど可動式のレイアウトに焦点をあてている。そして近年の研究では、可変性の元となるものとして永久性に着目。住宅や建物を永久的なものとするには、変化に耐えうるフレームを構成しなければならない。本書ではこうした理論を、ル・コルビュジエ、ミース、リートフェルトや、ヘルツベルハー、A&P.スミッソン、フォスター、ヘルツォーク＆ド・ムーロンらの作品を含む30題以上のプロジェクトの分析を通じて解説する。（白黒図版を掲載。）