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The Architecture of Peter Celsing

セール価格 16,500円(税込)

”空間の形:風景の中にたたずむ明らかに孤立した物体:ほぼ純粋で水晶のような形は普遍的かつ偶発的な、先の建築におけるコンパクトな要素と、同様の要求から生まれている。”

Peter Celsingの仕事は、変化する社会と関連した建築における一定の発展に影響を与えている。この本の中で、Wilfried Wangは、スウェーデンの建築家Peter Celsing(1920-1974)の作品に関する細かい分析を行い、われわれに示している。

戦争以後に始まった彼の経歴を見ると、様々な手段で国際的な興味がスウェーデンに向けられた時期に始まり、モダニズムにたくさんの問題が生じていたその時期に終焉を迎えている。

モダニストとして訓練を受けていたCelsingは、多くの異なる材料から-E G Asplundや、Sigurd Lewerentz(一定期間この事務所で働いていた)のような建築家によって確立されたスウェーデンの伝統からも-受けた刺激を描いているけれども、国際的な建築の潮流や他の文化からも影響も受けているといった内容も合わせて示している。

数年の間、彼はスウェーデンの最も有名な建築家であった。しかし、奇妙なことに彼の同僚の中には従者はいなかった。

Wilfried WangはCelsingと、例えばAldo RossiやRobert Venturiといった、この時期の数人のほかの主要な建築家との間に、興味深い関係を指摘している。

Wangの結論はこうである。「Celsingの建築は、経験や熱望を集めることに注意を払いながら、社会のなかの一時的で精神的な移り変わりや、建築の中にある文化を捕えようとしている。」

本書には約300のイラストと、100前後の写真を掲載している。

著者:Wilfried Wang

出版社:ARKITEKTUR FORLAG AB

サイズ:300×290

ページ数:165

発行年:1996.05