BODY ARCHITECTURE

テキスト 英語

ファッションデザイン出身のアーティスト、ルーシー・オルタのモノグラフ。オルタは身体と衣服の公共性、つまり衣服は建築と同じく私たちがパブリックな場所にいるために不可欠な道具であり、身体と都市の間をつなぐインターフェイスであることに着目し、建築家とは違う側面から都市空間に介入する作品を発表してきた。

代表作の「Refuge Wear」は都市の路上生活者を守るためのシェルターであるとともに、彼らの存在から社会構造を見つめ直す問題提起でもあった。そのほか、コミュニティのあり方を衣服によって表現した「Nexus Architecture」など話題作を多数収録する。